A[A子さん]
T[T君]
M[M君]
B[館長]
(ある会社の同僚たちが、電話営業の条件について、あれこれ話をしている一コマです)
A:真面目な顔して、どうしたの。
T:電話・・・、条件なんだけど。
A:条件!?
T:そぉ。電話営業の条件。
M:条件ねぇ・・・。
どんな仕事も、それなりの条件があるからなぁ。
コンビニで言えば、
狐や狸は居ても、人がろくに住んでいない山奥なんかに、作る奴はいないからなぁ。
T:そぉ言うこと。
我々の仕事だって、同じ、じゃぁないの。
課長から腐っているような名簿を渡されて、
”電話の回数!” ”トークの技術!” ”集中力!”と言われても、チョット違うと思うんだけど。
M:おっしゃる通り。
超オーバートークや詐欺トークなら別だけど、それはご法度ですからねぇ。
A:で、その条件とやらは、どぉですか?
T:その一は、”新鮮な名簿!”
名簿屋へ行けば、誰でも手に入るもの、でないの。
M:言えてますねぇ。
私めもひとつ。
”名簿に合ったトーク!”名簿の情報からずれたトークでは、不信感の元。
A:では、私めも。
”集中力!”気合いが入っていないとね。
T:”新鮮な名簿””名簿に合ったトーク””集中力”・・・。揃ったようじゃあないですか。その他、どぉですか?
M:その三つぐらい、じゃぁないのぉ。
A:と言うことは、課長から渡された”腐れ名簿”で、いくら電話を取っても、
良い結果は出ない、と言うことですね。
T:・・・・
M:・・・・
☆
B:A子さん、T君、M君、皆な、あっぱれ!電話営業も然り。良い結果を望むならば、それなりの条件を満たすべし、って言う訳じゃのぉ。計算された行動、あるのみじゃ!
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