A[A子さん]
T[T君]
M[M君]
B[館長]
(ある会社の同僚たちが、”褒め言葉”について、あれこれ話をしている一コマです)
M:最近、ふと思ったんだけど、”褒め言葉”がいつの間にかトークから消えちゃってて、商品説明だけのものに、成り果てているんだよなぁ。
A:そう言われてみれば、私も同じ。ノルマのことが頭にこびり付いてて、落ち着きのある爽やかトークになっていないんだね。
T:たまに、無意識で出っちゃうってことは有っても、流れを見て出すってことは無くなってて、
今はいずこって感じ、か、なぁ。歌を忘れたカナリアでなく、オウムだね。
T:耳に、タコができそうだったよ。で、三回は入れようと思って努力はしてました、です。
A:私も、褒め言葉を入れよう入れようと、あっぷあっぷだった。あの頃は、あっちこっちで、褒め言葉が耳に入ってきて、気合が入っていたんだよねぇ。
M:この前、トーク中、”俺も、もう八十四だよ”って、先方が言ったので、
”声に張りがありまして、聞いた限りでは、六十半ばくらいと思いました”
と言ったら、”ワッハッハ、みんなにそぉ言われるんだよな~”
って言われ、その後、先方のよそよそしさは段々薄れて、結構話ができたって言うことは有ったね。
A:初対面の者に、褒められれば、腹の中では、”この調子者が!”って思ってても、悪い感じは、普通、しないと思うよね。
T:相手を褒めたり、笑わせたりして、警戒心を徐々に和らげることができれば、トークもスムースになるってわけだ。
M:これを機に、新たな船出といきますか。 ”褒めのトリオ”と言われるように。
T:”褒めのトリオ”!?、大・賛・成~。
A:私達に、相応しいネームじゃぁない。
T:では、”褒めのトリオ”の誕生を祝し、乾杯といきますか。
(三人で) 乾杯!!
☆
B:相手を品良く褒めれば、緊張感や警戒感も緩和され、トークも穏やかに進むことじゃろう。
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