A[A子さん]
T[T君]
M[M君]
B[館長]
(ある会社の同僚たちが、”イエスを導くトーク”について、あれこれ話をしている一コマです)
A:”イエスを導くトーク”って、聞いたこと有る?”イエスセット”とも言われているんけど。
T:イエスを導く、トークぅ!?
M:聞いたような、そ~でないよぉ~なぁ。
A:・・・・お二人さんには、無縁のようね。
でも、身に付けたら、トークも、より良くなると思うんだけどね。
T:で、そのトークとやらは、どんなの?
A:相手から、当方が望む本命のイエスを言って頂く為の、計算されたトークね。
M:なんだか、小難しい感じがするんだけど。
A:簡単に言えば、小さなイエスを、連続して何回か言わせた後、当方が望むイエスを言わせる、やり方ね。
単純な例を、オフィス街のランチタイム時、グループ(女性1名、男性2~3名ぐらい)の会話として、「夏・ランチ・うなぎ」のテーマで、やってみると、
①
今年の夏は、去年と違って異常なくらい暑いわね。
イエス
(みんな、そぉ感じている)
②
これじゃぁ、体力も消耗するんじゃあない。
イエス
(みんな、そぉ思ってる)
③
暑さでバテないように、何か栄養の有るものを食べないとね。
イエス
(みんな、異議なし)
④
ランチは、ウナギでどぉ。
イエス
(みんなOK! ココの所が本命のイエス。
但し、ウナギが嫌いな人とか、ランチ代がネックの人が居る時は、イエスにならないかも)
①~③の箇所は、相手から、必ず、
イエスと言って頂けるであろうフレーズを並べる所。
ココを、如何に組み立てるかが、肝心ね。
ココが甘いと、④のフレーズ迄は辿り着かず、没になっちゃうから。
で、④のフレーズは、さりげなくを装ってトークすれば、OKね。
相手が数人でも、一人でも、こんな感じかナ。
T:で、セットの所の、①~③の三つは、限定?
A:限定でいいかも。トークの流れもあるけど、まぁ、三つ、きっちりセットすれば十分ね。
一つ二つではボリュームが出ないし、
四つ以上ダラダラやっても、テレビドラマの刑事の尋問ぽくなってくるし。
M:イエスが連続した後の、④の所は、”ノー”が言い難くなって、釣られて”イエス”が出っちゃうってわけね。
A:そ~言うことです。④の所は、ノーになることもあるので、流動的一貫性の話法とでもいいますか・・
T:これも、現場で、実践!実践!又、実践!ってわけですねぇ。
A:仰る通り。場数です。電話を取って鍛えるのみ。
そう言うことで、マスターする価値は有ると思いますわ。
トークの流れの中で、効果的に織り込んでいけば、宜しいかと。
T:さすが~!ですねぇ。
M:大先生に、乾杯!!
A:・・・・
☆
B:流動的一貫性・・・・ 、味のある言葉じゃのぅ。
しかし、みんなの”イエス”は、常に”一貫性”となることじゃろぉ。
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